高校1年生の1学期中間テストが終わり、結果を見て少し戸惑っているご家庭もあるのではないでしょうか。
中学までは取れていたお子さんが、思ったほど点を取れなかった。あるいは順位が想像以上に下だった。そういう声を聞くことが、毎年この時期に増えてきます。
この時期の点数は、必ずしも本人の努力不足だけが原因ではありません。多くの場合、原因はもっと根の深いところにあります。
高校受験という制度には、一つの構造的な特徴があります。それは、数学や英語の基礎基本がしっかり固まっていなくても、合格できてしまうという点です。
栃木県の県立高校入試は、難問が少なく、基礎の穴をある程度カバーすれば合格点に届きます。中学校の定期テストも、出題範囲が限定的なので、テスト前の集中学習でなんとかなる場面が多い。
本当の意味で基礎が固まっているかどうかを問われる機会が、中学時代を通じて意外と少ないのです。
ところが高校に入ると、状況は一変します。
数学は、1学期の中盤から後半にかけて、いよいよ2次関数の単元に入ります。ここは、中学までの一次関数の理解、平方完成の処理、グラフの読み取りといった基礎が、すべて土台になります。
中学の基礎にわずかでも穴があると、2次関数の段階で一気に積み上がらなくなる。毎年、この単元で大きく挫折する高1生が必ず出てきます。
7英語は、もっと分かりにくい形で問題が表面化します。中学校までは、文法を厳密に押さえていなくても、長文を「雰囲気」で読み、何となく答えを出すことができてしまう。扱う語彙も限られているので、感覚で乗り切れる範囲が広いのです。
しかし高校英語は、文法と語彙の精度がそのまま読解の精度を決めます。雰囲気読みではまったく歯が立たない場面が、これからどんどん増えていきます。大学受験を見据えれば、ここを早い段階で立て直さなければ、本当に厳しいことになります。
中間テストの結果が思わしくなかったご家庭にお伝えしたいのは、これを「最初だから」「まだ慣れていないだけ」と片づけないでいただきたい、ということです。中間テストは、中学までに積み上げてきた基礎の精度を、高校という新しい環境の中で初めて正直に映し出す鏡のようなものだからです。
もちろん、本人が気を引き締めて取り組めば、ここから持ち直すことは十分可能です。期末テストまでにできる手当てもあります。
ただ、何をどう手当てすればよいのかを、ご家庭だけで見極めるのは案外難しいものです。本人が「ちょっとやる気を出せば大丈夫」と言っているケースほど、実は基礎の穴が深いことが少なくありません。
中間テストの結果は、まだ十分に取り返せる範囲のサインです。だからこそ、放置せずに、しかし焦らずに、現状を一度きちんと見つめ直していただきたいのです。
何が足りないのかが具体的に見えれば、対策の方向は自ずと定まってきます。期末テストまでの期間は、その手応えをつかむのにちょうどよい期間です。お子さんの様子が気になる場合には、当塾の無料個別相談のご利用も、頭の片隅に置いていただければと思います。
那須塩原市西那須野にある高校受験・大学受験塾 本松学習塾

