2021 栃木県立入試 倍率確定

· 栃木県立高校入試,塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

栃木県立入試の志願変更期間が終了し、最終倍率が確定しました。

 

注目の大田原高校は多くの受験生が志願取り下げをしたものの、なお30名以上定員オーバーです。ここ十年で一番厳しい戦いとなることは必至です。

 

大田原女子高校は若干減。ですが、やはり厳しい倍率です。

 

黒磯高校は大幅に増えましたが、それでも定員に達していません。黒磯高校受験者にとっては一安心でしょう。

 

矢板東高校は、今年から入試の形態を変更してきましたが、ここ数年続いている定員割れを解消できるには到っていません。

 

矢板東は、ここ数年、中学受験組と高校からの入学組の学力差が固定化しつつあります。

矢板東の中に2つの高校があるような感じになってきてしまっています。

 

この問題は、なかなか解決しがたい問題だと思います。

 

学力差をなくすために中学の定員を増やせば、今度は中学受験の難易度が下がりすぎてしまいます。

 

大高・大女高の高倍率は、本来は矢板東に向かうべき学力層が、矢板東の受験を回避してしまっていることの現れでしょう。

 

解決のためにはやはり学力がある層に、高校からの入学の魅力をアピールしていくしかありません。

現場の先生は大変だと思いますが、頑張っていただきたいと思います。

 

ともあれ、本番まであと1週間です。

 

当塾塾生も過去問演習を通じて徐々に得点力がアップしてきました。1月の時点では微妙な点数だった生徒もここ数回の過去問は合格点を確実に超えるようになっています。

 

大変厳しい入試となりますが、全員合格を勝ち取ってもらいたいです。