本人に任せることと放置することは違う

· 塾長の指導観・雑感

お子さんがテスト前にほとんど勉強していない状況だとします。その時に「勉強は本人に任せているから」という理由で何も手を打たずに放置するべきではありません。

確かに勉強するかどうか、点数をあげたいかどうかは本人の意思の問題です。テスト前なのに必死で勉強しない時に怒鳴ったり、一方的な説教をして、無理矢理勉強させたとしても一時的な効果しか期待できず、安定した成績アップは難しいでしょう。

しかし、今勉強しないことが将来どのような結果を招くかを十分に理解している子どもは少ないです。勉強しないことの不利益を十分に認識した上でそれでも自己の意思で勉強しないのであれば「本人の意思」として尊重すべきなのかもしれません。ただほとんどの子どもは近視眼的なものの見方しかできません。

そもそもテスト前に必死で勉強しない生徒はテスト前だけでなく、普段から学習時間が少ないのではないでしょうか。つまり元々学習習慣が身についていないはずです。

学習習慣が身につかない一番の責任は本人にありますが、一緒に生活しているご家庭の責任も小さくはありません。

普段からしっかりとした学習習慣を身につけることが本当に大事です。こうした習慣がないのであれば、それを阻害する状況(ゲームやテレビやスマホや寝てしまうこと等)を放置せず、どうすれば改善させられるのか穏やかに話し合うこと。お互いに納得するまで徹底的に話し合うこと。

そういったご家庭の協力が成績アップには必要です。ただ塾に行っているだけでは成績が上がらないのです。

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