中学1年生にとって最初の定期テストが返却されました。結果を見て、思っていたより点が伸びなかった、と感じているご家庭も少なくないのではないでしょうか。
実際、中学1年生の平均点を見ると、5教科合計でおよそ290点台でした。教科別では、英語が68点台と最も高く、数学が60点台、国語が58点台、理科が52点台、社会が48点台という分布です。初めての定期テストとしては、やや低めの数字と言えます。
小学校時代は成績が良く、中学でも上位に入るだろうと見込んでいた。本人もそれなりに勉強していた。それなのに、思ったほどの点数にならなかった。このパターンは、実はとてもよくあります。そして、ここでの対応が、その後の2年半を大きく左右します。
原因はさまざまですが、私がよく目にするのは、「日々の小さな単元テストを軽く扱っている」というケースです。
中学校では、定期テストとは別に、単元ごとの小テストや確認テストが頻繁に行われます。漢字テスト、英単語テスト、計算問題の小テストといったものです。
これらは範囲が狭く、繰り返し練習すれば誰でも満点が取れる内容です。だからこそ、ある程度力のある生徒ほど、「これくらいなら大丈夫」と軽く流してしまいがちです。8割取れれば十分、と考えてしまう。
しかし、この小さなテストを毎回全力で取りに行くかどうかで、実は大きな差が生まれます。
理由は三つあります。
一つ目は、単純に勉強量が増えることです。小テストのたびに満点を狙って準備すれば、それだけで相当な学習時間が積み上がります。
二つ目は、「できるようになる」プロセスを体験できることです。最初は覚えられなかった単語が、繰り返すうちに全部書けるようになる。この小さな成功体験を何度も積むことで、どうすれば自分は覚えられるのか、どのくらいやれば身につくのかという感覚が育っていきます。この感覚は、範囲の広い定期テストの勉強を組み立てるときに必ず効いてきます。
三つ目は、勉強の習慣が途切れないことです。定期テスト前だけ集中する勉強スタイルだと、テストが終わるたびに習慣がリセットされてしまいます。小テストが常にあれば、日常的に机に向かう理由が途切れません。
今回の結果が思わしくなかったとしても、中1の1学期は、まだ十分に立て直せる時期です。派手な対策よりも、目の前の単元テストを一つひとつ満点を取りにいく。地味ですが、これが最も確実な方法だと考えています。
次の定期テストまでには、まだ時間があります。この期間をどう過ごすかで、中2以降の景色は変わってきます。
那須塩原市西那須野 本松学習塾 塾長のブログ
今の勉強法で伸びない理由を、短時間で整理します

