上位生こそアプトプットを

· 塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

大高・大女・宇高・宇女などの上位高校志望者・難関大志望者にインプットの指導を中心とすることは適切ではありません。

インプットは講義形式で、その中心は指導者から生徒への知識の受け渡しです。

当塾が昔中学生に行っていた一斉指導では極力アウトプットの時間を増やしていましたが、それでも解説等、知識の伝達という側面も大きかったです。

インプット自体は非常に大事です。知識の知らなければ、そもそも問題が解けず、アウトプットどころではないからです。

ただ、わざわざすべての重要事項を講義形式で説明する必要があるかどうかをよく考えねばなりません。

場合によっては塾より早く学校で習っている。

わかりやすいテキストに説明が書いてあり、読めばわかる。

進学校を目指す生徒であれば学校の授業や、わかりやすいテキストででほぼ理解できるはずです。

わかっているのであれば、それを再び講義形式で聞く必要性はどこにあるのでしょうか?

また、講義は、生徒が思ったように進むわけではありません。

・理解していることを再度聞く時間

・問題を解き終わっているのに他の生徒が解き終わるまで待つ時間

・100%間違えない問題を解いている時間

・他の生徒が黒板に答えを書くのを待っている時間

・先生の意義の薄い雑談の時間

等、もったいない時間ばかりです。

学校でもやっていない、わかりやすいテキストでも理解できない。

もし説明を聞くなら、そういった部分にしぼって聞けばいいだけです。

そして理解できない部分は生徒によって当然異なります。

したがって進学校を目指す生徒には「個」の対応が必然的になります。

 

当塾が個別演習形式を採用し、アウトプットを重視するのは、以上のような理由からなのです。