当たり前のことを当たり前にやる

· 塾長の指導観・雑感

中3は8月前に行った下野模試、名門模試および学校で行われた実力テストが返却されました。夏の勉強の成果が出ている塾生も多い反面、まだまだ実力不足であることを思い知らされた生徒もいます。

最近塾に入った生徒の中には問題を解くときに悪い癖を持っている生徒がいます。指導に当たってはまずその悪癖を矯正することが必要となります。

驚いたのは国語の長文、英語の長文を読むときに全文を読んでいない生徒がいることです。

なぜ全文を読まないのか聞いたところ、「学校の先生が、下線部のあたりに答えが書いてあるからそこを読めと言っていました。」とのこと。

確かに下線部の周辺に答えが多いのは事実ですが、下線部から遠く離れた部分に解答が存在する場合もありますし、全文を読まないと内容一致問題が解けません

下線部のあたりを読むように指導した先生も、下線部以外の部分を読むなという趣旨で言ったわけではないとは思います。しかし生徒達に「全部読む必要はない」と伝わってしまったようです。

中3になって入塾した生徒にまず必要なのは、問題を解く上であたりまえの常識を身につけ、点数が上がらない悪い癖をとりのぞくことです。そして当たり前のことを当たり前にやる王道こそが点数アップの近道だと気づいてもらうことが何より重要です。