2020 栃木県立入試雑感・国語

· 栃木県立高校入試

本日、栃木県立入試が行われました。

受けてきたみなさん、いかがだったでしょうか。問題を見た雑感を述べてみます。

国語

https://www.shimotsuke.co.jp/common/soon/pdf/education/2020kokugo.pdf

(下野新聞社ホームページより)

特に新たな傾向の問題はありません。記述問題で字数が多い問題が多かったと思います

大問1

漢字はすべて基本問題ですので満点を狙いたいところです。

季語の問題は冬とすぐわかるので簡単。慣用句も基本ばかりです。

熟語の構成は少し難しかったかもしれません。下から上にもどる熟語構成ですね。

幼いは形容詞。「おもしろく」と変化してますが、形容詞とわかったでしょうか。

大問2

話の流れが読み取りやすいですが、ざっくり読むとひっかかりそうな設問がありました。

4番の市左衛門の行動をうまくまとめられたかがポイントです。

5番は本文の最後の2行の意味を丁寧に把握したかどうかが試されます。

大問3

最後まで読めば要旨はつかめたと思いますが、前半は中学生にとっては何をいっているのかわかりずらかったかもしれません。

2番の抜き出しが少し難しめ。答えと思われる言い回しがいくつもあり、13字をうまく探せたかがポイント。

3番、4番は前後の関係が適切に理解できていれば解答しやすいですが、感覚的に解いてしまうと間違えます。つねに論理の流れに留意すべきです。

5番はまとめにくいと思います。傍線部の前7行をうまくまとめられればいいのですが、模範解答のようにきれいにまとめるのは至難の業です。

時間が足りなければ部分点狙いで行くのも戦略の1つです。

大問4

心情を問う問題が多かったです。

1番から4番は、文中に根拠を見つけられたかがポイント。

5番は、難易度が高いです。

大問5

今回から、2段落指定に加え、字数の指定まで加わりました。

生徒が書いた過去問の作文を添削するときに,第1段落が長すぎて、中身がない答案があったりするのですが、今回のように字数指定が入ると、そういったことがなくなります。

第2段落で適切な体験を出せたかも勝負所です。

来年以降も続けて欲しいです。

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