2021栃木県立高校入試平均点の推測

· 栃木県立高校入試

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

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先日、栃木県教育委員会から令和3年度栃木県立入試の結果について発表がありました。

昨年度も、県教委発表の資料をもとに2020年度(令和2年度)の入試平均点を推測してみました。

ご興味がある方が多かったようで、昨年はこの記事にたくさんのアクセスをいただきました。

そこで、今年も平均点の推測を行いたいと思います。

以下の点にご注意してご覧ください。

・平均点を県教委は発表していません。

・傾斜配点のある学校の傾斜は考慮に入れていません。

・発表資料は全数調査ではなく、1000名の標本調査です。どのように標本を抽出したか不明であるため正確性に欠ける可能性があります。

・各設問ごとに発表されている正答率をもとに計算しています。

 計算は以下にしたがって行いました。(昨年度と同様)

 ①各設問の正答率に配点をかけて合計する。

 ②部分正答率が発表されている設問は部分正答率と完全正答率の平均をとり、配点をかける。

 ③部分正答率の発表しかない、国語の作文は12点で計算する

・実際の採点は各高校の裁量に任されているため、正確性に欠ける可能性があります。

そして、計算の結果はこちらになります。

国語 66.3点 

社会 52.5点 

数学 44.7点 

理科 49.4点 

英語 45.7点

計 258点!

ちなみに昨年2020年の結果がこちらです。

国語 68.7点

社会 58.5点

数学 52.7点

理科 50.1点

英語 52.6点

合計 282.6点

国語が2.4点ダウン。社会が6点ダウン。数学が8点ダウン。理科が0.7点アップ。英語が6.9点ダウンです。

本年の入試が終わった直後は、昨年度より簡単なのではないかという感想を多く聞きましたが、蓋を開けてみれば、昨年度より大幅に難化したことがわかります。

正答率を見ると、極端な難問は少ないものの、正答率30%~50%の問題が多く、差が付きやすい入試問題だったと言えるでしょう。

2022年度から理科社会の試験時間が45分から50分に変更されることからすれば、単なる暗記では太刀打ちできない問題が多く出題される傾向は今後も続きそうです。

高得点を取るためには、基礎知識を早めに固め、思考力を鍛える演習を積む必要があります。